TAKEO MABOROSHI TERMINAL

2018.08.15

『TAKEO MABOROSHI CERAMICS ー川崎泰史・そだきよしー​ 』フォトレポート

佐賀県武雄市の地域創生プロジェクト『TAKEO MABOROSHI TERMINAL』のクリエイター滞在プログラム「MABOROSHI STAY」に参加した川崎泰史(美術家/蔵人)とそだきよし(版画家)による2人展『TAKEO MABOROSHI CERAMICSー川崎泰史・そだきよしー』を2018年7月28日(土)・29日(日)、8月4日(土)・5日(日)の4日間開催しました。本レポートでは開催中の会場の様子と展示物について写真で振り返ります。

 

 

展示はMAB GALLERYでの開催で、前回開催した写真展『井上俊正展』の際と比べて随分と印象が変わりました。

 

 

入り口横の展示スペースでは、手前にそださんのリトグラフと骨壺、奥には川崎さんの植木鉢がお客さんを迎えます。

 

 

入り口から向かって左側のスペースに川崎さんの作品が展示されています。


 

川崎さんは植木鉢と合わせて6つの作品を発表されました。これまでに製作していたFRP(繊維強化プラスチック)のピノキオ像と今回製作された陶器での作品を合わせて展示したことにより、2つの素材の対比をすることで陶器の温かみや色彩の柔らかさがより伝わってきました。

 

入り口から向かって右側のスペースにそださんの作品が展示されています。

 

そだ氏はリトグラフも合わせると10種類の作品を展示されました。中でも目を引いたのは骨壺です。とても細かく書き込まれた緻密な絵やポップな文字が骨壺にいろどりを加えており、人間が等しく最後に収まる場所としての骨壺とのギャップにとても新鮮な感情を抱きました。

 

また、そだ氏はからは「素焼きの素材が絵具を吸い取ってしまうため、普段の描き方では筆が10cmも進まないため、もしかしたら絵付けを専門でしている方から見れば、邪道と取られてしまう技法使ってしまっているかもしれないが、逆に今までにない技法での絵付けが出来ているのではないかと考えている。」とお話も聞かせてもらいました。

 

骨壺に描かれているメッセージ『CALPE DIEM&MEMENTO MORI』(訳:いつかは誰にでも死は訪れる。だから今を全力で生きろ)や『KEEP CALM&CARRY ON』(訳:落ち着いて、今自分のすべきことをしよう)と死してなお骨壺に収まった人や死者を想う人たちに、そのように語りかけていることが、同じ言葉でも立場が変われば受け取り方も変わるのだなと、とても印象に残りました。

 

「MABOROSHI STAY」を通じての展示は今回で終了ですが、2018年度のまちづくりプロジェクト『TAKEO MABOROSHI TERMINAL』ではたくさんの企画が控えていますので、皆さま引き続き武雄市へご注目ください!

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ABOUT TAKEO MABOROSHI TERMINAL

 
TAKEO MABOROSHI TERMINALは佐賀県武雄市の歴史や伝統工芸の文化、自然豊かな景観の魅力を再発見しながら、未来の世代へと伝える人々を育む、創造的なまちづくりプロジェクトとして2016年に発足しました。

 

1300年もの歴史ある温泉街を有する武雄市街の北部のから、自然あふれる武雄温泉保養村の位置する南部を本プロジェクトのメインエリアとして、西九州の歴史・文化・自然が交差する環境が持つ様々な魅力を通して生まれていく武雄の瞬間を切り取って伝えます。