TAKEO MABOROSHI TERMINAL

2016.11.24

MABOROSHI STAY 体験ステイに向けて ―編集者・武田俊―

「武雄を歩いて『若者はどこにいるんだろう?』と思った」

 

編集者、メディアプロデューサー 武田俊

 


 

2016年11月に武雄温泉エリアにオープンするクリエイター・イン・レジデンス「TAKEO MABOROSHI STAY」。 地元住民と、歴史を受け継ぎながら新しい文化を生み出す場として、各地のクリエイターが滞在・活動できる施設として誕生します。

 

今回は、クリエイター・イン・レジデンス「TAKEO MABOROSHI STAY」のプレオープン企画で体験ステイをする編集者の武田俊さんです。

 


 

—武田さん、自己紹介をお願いします。

 

はじめまして、武田です。大学在学中に『界遊』という、文芸とカルチャーを中心に扱った雑誌をつくり、その頃から編集者兼ライターとして仕事をはじめました。卒業後は株式会社カイユウを立ち上げ、その後、シティカルチャー誌『TOmagazine』のWEB版『TOweb』の立ち上げなどを経て独立しました。現在は『roomie』や『lute』といったWEBメディアの立ち上げ・運営に携わっています。

 


 

武田さんがゲスト編集長を務める家の中を充実させたい人のためのメディア『roomie』、
国内外の音楽を中心にポストデジタル時代のカルチャーを届けるメディアレーベル『lute』はこちら

roomie -> http://www.roomie.jp
lute -> http://www.lutemedia.com

 


 

—武雄に行かれる前はどんな印象を?

 

色々な意味で話題になっていた武雄図書館のことは職業柄、気にはしていました。でも、温泉があることも知らなかったし、失礼ながら佐賀県自体への特別な興味関心もありませんでした。

 

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しかし、実際に何度か足を運んでみたの武雄は、想像以上にエキサイティングな場所でした。まず入ってびっくりしたのが、温泉の泉質が素晴らしいということ。1300年の歴史があることも、美人の湯と呼ばれていることも、現地に行かなければ知りえなかったことですね。

 

—たしかに西九州は有名な温泉地が多いので、武雄とパッと浮かぶ人は少ないでしょうね。

 

あとは、武雄は夜が暗いんですが、そのひっそりしている中に赤い楼門が煌々と輝いている光景にはグッときました。ただ、その一帯では人を見かけることはあまりないんですよね。歩いていて、「同世代の若者はどこにいるんだろう」と思いました。

 

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—面白い視点ですね。人が集まるお店とかは?

 

ラーメンはもちろん、裏メニューの皿うどんが飲んだ後の胃袋に沁みる開泉食堂、文化や歴史に博学なママをはじめ武雄の面白い人たちが夜な夜な集まるぐれいすなど、都内では決して巡り会えないようなすてきなお店に出会いましたよ。

 

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◾自然の中で、自分から生まれるものを見守りたい

 

—今回の体験ステイについてお聞かせください。

 

僕は普段、様々な媒体やクライアントとやりとりをしているので、どうしてもPCの前にいる時間が多いんです。slackなどのツールを使って常時連絡を取り合っているので、場所の制約を気にせず業務が可能な反面、オンとオフの境目がつくれていないなと感じています。だから、体験ステイの時は出来る限りデジタル経由の情報を遮断して、まちの人や自然、武雄の歴史を肌で感じて、ただたわむれるように過ごしたいと思ってます。実際にそんな滞在の仕方が可能かどうかはわかりませんが、そうしたいですね。

 

—温泉や自然といった癒しが身近にあれば、それらとつながっていても疲れの意味がちがってくるかもしれませんよ!

 

そうですね。武雄にはこれまでも何度か足を運んでいて、温泉街付近の地理はなんとなく把握しているので、体験ステイの時は自転車か車か原付を借りて、もう少し先まで足を伸ばしてみたいなと思ってます。そして、ゆっくりと文章を書いて、風景を写真に収めて。自然の中で、自分から生まれてくるものを見守りたいと思います。

 

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とはいえ僕自身は作家ではありません。あくまで編集者として、作家と作品と場をつくっていきたいと思っています。そのため写真家の山口雄太郎くんとは体験ステイの日程を調整して、一緒にコンセプトからつくりこんで、作品を生み出していきたいと思っています。

 


 

武雄にある樹齢数千年の大楠をすべて周ったという自然が好きな武田さんの繊細で美しいものを捉える感性が武雄で何を受け止めるのか、とても楽しみですね。

 

編集者・武田俊さんのクリエイター・イン・レジデンスの体験ステイ後、ご本人による体験記も後日アップ予定です。

 


 

編集者・武田俊さんの滞在スケジュール
滞在日程 : 2017年3月(予定)

 

最新情報
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武田俊(たけだ・しゅん)
メディアプロデューサー/編集者

 

1986年、名古屋市生まれ。大学在学中に、インディペンデントマガジン『界遊』を創刊。編集者・ライターとして活動を始める。2011年、代表としてメディアプロダクション・KAI-YOU,LLC.を設立。「すべてのメディアをコミュニケーション+コンテンツの場に編集・構築する」をモットーに、カルチャーや広告の領域を中心に、ジャンルを横断したプロジェクトを手がける。2014年12月より東京をハイパーローカルに掘り下げるシティカルチャーガイド『TOmagazine』編集部に所属。2015年にweb版となる『TOweb』の立ち上げに参画。NHK「ニッポンのジレンマ」に出演ほか、講演、イベント出演も多数。右投右打。

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ABOUT TAKEO MABOROSHI TERMINAL

 
TAKEO MABOROSHI TERMINALは佐賀県武雄市の歴史や伝統工芸の文化、自然豊かな景観の魅力を再発見しながら、未来の世代へと伝える人々を育む、創造的なまちづくりプロジェクトとして2016年に発足しました。

 

1300年もの歴史ある温泉街を有する武雄市街の北部のから、自然あふれる武雄温泉保養村の位置する南部を本プロジェクトのメインエリアとして、西九州の歴史・文化・自然が交差する環境が持つ様々な魅力を通して生まれていく武雄の瞬間を切り取って伝えます。